さて、
豚インフルエンザ
無事日本に上陸し、滞りなく「納骨」を終えて、1週間後・・・。
お・や・く・そ・く・・・どおり発熱した
限りなくクロに近い潜伏期間内での発熱・・・
しかし通常のインフルエンザの症状とはちょっと違う感じがする。
かと言って、風邪の症状でもない。
・・・なんだろう??
これが、KAOの印象だった。熱は高くて、8度まで上がる、でもすぐ下がる。
なのに、7度5分くらいで止まったまま、上がったり下がったりを繰り返すのだ。そして、長く続く
”セキ”・・・!!これが、一番違う症状だった。
豚・・・なのか??
違うとしても、一般病棟で診てもらうわけにはいかないだろう・・・。
そう思っているところへ、県の健康管理課から電話があった
RRR
「帰国して10日後程度の人に、発熱などの症状がないか聞いています。」
「あ、ちょうど発熱してます〜。」
「すぐに、
”発熱外来のある指定病院”に、来てください!」
<発熱外来のある指定病院への行き方
>
?公共の乗り物は避けて、車で来ること。
?同乗者がいる場合は、窓を開けてマスクをしてもらうこと。できれば自分で運転することが望ましい。
?病院到着後は、一般駐車場へ入らず、特別外来へ直接入ること。
そして到着後、速やかに誘導するため、車のナンバーを控えられた。
しかし限りなくクロに近い患者と同乗して病院へ行ってあげようなどという物好きもおらず、
発熱、セキを抱えて自ら車を運転して向かうことに。
・・・しかし・・・どこだよ・・・
「発熱外来のある指定病院」って・・・。
ただでさえ、帰って来たばっかりで車の運転もままならず、地理もわからないのに・・・
ふう〜、しかたない。ナビに頼るか・・
「目的地をおっしゃってください。」
「
病院」
「聞こえません。」
「病院」
「わかりません。」
・・・セキでつぶれた声の上に、マスクをしていたら誘拐犯の脅迫電話だ
ナビのおねえちゃんが困るのも無理はない。
でもっ!!どうしたらいいんだあああぁぁ〜〜〜っ!!
ごほっ、ごほっ
「
皮膚科・・ですね?
」
・・・・えっ?そうは、言っとらんが・・・。
「周辺の、
皮膚科、のある病院を案内します。」
あ、あった!!!!
すかさず、「ここへ行く」を選択して運転開始!
ゲートを入ると、車のナンバーを見て係の人がすぐに飛び出して誘導してくれた。連れて行かれた先には、
ちゃっちいぃ、、ちいさな迷彩色のテントとその横に「発熱外来」と、
ついでに掲げられたプレハブがあり、医師及び看護師、そして長寿課の人たちが、ご来賓のように迎えてくれた。そして、プレハブへ連れて行かれ、電話越しに医師と話す。そして、口の中の粘膜を採られ、待つこと数10分・・・。
「
シロ、陰性です。」 そのとたん・・・
KAOを取り囲んだ、医師、看護師、長寿課の人たちみんなから声が掛かった。
「あ、、ありがとうございます
!!」
なんだかよくわからないけど、晴れ晴れとした気持ちで病院を後にした。
とは言え、病気が治った訳ではなく、この症状は1ヶ月続き、さらに数ヵ月後、職場に豚インフルエンザの人がいた・・・と、言った姉が同じ症状になり、病院で限りなくクロに近い診断を受け、その後の疑惑を深めたのであった・・・。
豚・・・だったんじゃあ・・・??